先にロシア旅行をまとめました。
その序盤、ボゴロツコエを訪問した時の話に追加です。
途中セルギエフ・パサードまで電車で行きました。
セルギエフ・パサード駅は、客が多いのにプラットホームが狭くて怖い。
なかなか客が捌けません。
そこで・・・・
線路を歩く人がいました。(下写真)

sw500IMG_1687 こんなことを、

「 2014/07/31(木)ボゴロツコエへ(道中、トラレイブス、鉄道)」

という記事で紹介しました。
(リンクを貼っておきます)
(でも、タブレットで見ると、このリンクがうまく働きません)

 ところが

この記事は、ホテルを出てからトラレイブス(トロリーバス)に乗ってセビリヤーニン駅へ行って、そこから鉄道に乗って、色々な駅を見て、

という具合に写真がいっぱいあって、

この「線路を歩く写真」が見つかりにくいのです。
というわけで、
ここに改めて紹介します。

ついでに
こうして見るとプラットホームの高さがよくわかりますね。

ここまで考えたときに、ふと、ある疑問が浮かびました。

セルギエフ・パサードは、モスクワからヤロスラブリへ行く途中にあります。
途中にアブランツェボ、ラドネジュ、ハチコーバなどという興味深い駅があります。
これらの村については、以前に紹介しましたので、その記事にリンクを貼っておきます。

この記事の話題は、これらの村や町ではありません。

そしではなくて・・・・
列車に関する・・・・
ある疑問です。

ニジニ・ノブゴロドへ行ったとき、プラットホームはこんなに高くなかったのです。
サンクト・ペテルブルグからロマノソフへ行った時の電車のホームは高かった。

???

というわけで、過去の写真を集めてみました。
私の集めた写真でロシアの鉄道状況を紹介するのが、本記事の目的です。

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まず、ベラルーシ駅へ着いた、アエロエクスプレスです。

ホームと電車の間が狭いでしょう。
ホームと電車の床も、ほぼフラットです。

滑車の着いた荷物を引きずってでも乗降は楽です。

日本も、こんな列車が多いです。
ただ、列車の高さが何種類かあるので、ステップ着きの列車や、ホームと高さが異なる列車もあります。

興味ある方は
「プラットホーム」「高さ」で検索すると、詳しい説明を見ることができます。



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ニジニ・ノブゴロドで撮影した地下鉄です。
写真の手振れには目をつぶってください。
旧共産圏の古い地下鉄は、概ねこのような形だそうです。
車掌さんの出入り口が無いでしょう。
この写真を撮っている間に扉が閉まって、電車が出てしまったのです。
知らない町で通訳とはぐれるというスリリングな体験をした地下鉄です。


私を乗せずに地下鉄が発車した記事にもリンクを貼っておきます。
すごく長い記事ですが
同じ写真がありますので、これを目安にしてください。

さて、ここの話題は、そんなことではありません。

プラットホームと列車の床の高さが問題です。

地下鉄のホームは列車の床と高さが合っています。

だって
その種類の電車しか走らないから。
 
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モスクワの古いタイプの地下鉄です。 

床の高さとホームの高さが合っているでしょう。

















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古いタイプの、地下鉄の内部です。

2008年頃から、モスクワ地下鉄は新しい車両が走り始めました。

この写真を撮り忘れたのですよね。

興味ある方は、

「モスクワ地下鉄」
「新しい車両」

で画像検索すると簡単に見つかります。







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新しい車両の室内写真はあるのです。

モダンな印象ですが、シートが硬くて、あるロシア人には不評でした。

そんな意見もあった。程度に理解してください。












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さて、もう一枚地下鉄の写真です。
扉が開いているから、ホームと電車の床が同じ高さになっていることがわかりやすいと思います。

地下鉄は一種類の車両しか走らないから、このように高さを合わしやすいのです。














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左は、ニジニ・ノブゴロドからセミョーノフへ行ったときの列車です。

車両の扉の中にステップがあるのがわかりますか?

ホームが少し低いのです。












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左は、モスクワからニジニ・ノブゴロドへ行った時の夜行列車です。

ホームがうんと低い。

















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そして
オムスク駅で停車している

今回乗った夜行列車です。

左の、くつろぐ乗客を見てください。

列車の出入り口が乗客の腰の高さであることがわかりますか?



ところで

鉄道の話をしていると、

日本の若者は寝台列車を知らないことに気づきました。
昔は「日本海」という寝台列車が走っていて、夜に京都駅を出ると、新潟辺りで夜が明けたのですが・・・・


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というわけで寝台列車を紹介します。

こんな向き合ったシートのある部屋が並んでいます。

これはモスクワ、カザン駅からニジニ・ノブゴロドへ行った時の写真です。

扉に鏡が着いていて、この写真は゛室内が鏡に写っているのです。

そして左にあるのが上の寝台に上がる階段です。

鏡に写った青いシートの頭上にグレイのベッドが見えますね。

向き合って、同じようなシートがありますから、合計4人部屋です。

そして
そして

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今回、7分の1がて乗ったシベリア鉄道の車内です。

上のベッドがわかりやすいですね。

下の席では二人の乗客が寝ています。

プライバシー保護のため、乗客の顔は消しました。
















ついでだから
車内色々です。

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アエロ・エクスプレスの室内です。
左右に2席ずつ。

西側と比べて遜色ない、ゆったりとした室内です。
















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これは2010年に、ニジニ・ノブゴロドからセミョーノフへ行く時に乗った列車の車内です。

中央に通路が合って、左右に3席ずつ。

座席が多い分通路が狭くて、吊り革がありません。

吊り革の代わりに座席の通路側角にハンドルがついています。

なお、今回セルギエフパサードへ行く時に乗った列車も同じような室内でした。



電車内01

これは、今や参考資料です。
1997年、サンクト・ペテルブルグからロマノソフへ行ったときに乗りました。

モスクワからセルギエフ・パサードへ行った時も木製椅子の列車に乗ったことがありました。

3人がけの木製椅子。
風情感じませんか?

さすがに、もう、

ないのでしょうね。